さまざま建物があり、環境・条件・建材によって異なりますが、おおむね10年前後を目安に塗り替えを検討されることをおススメします。メインテナンスのコストを考えると、できるだけ素地（下地）が痛む前に塗り替えをすることで、結果的に他の修繕費を抑えることになります。

立地条件にもよりますが、南側は、直射日光（紫外線）の影響で劣化の進行度が他の面とは異なります。北側になると、藻やカビが発生するケースが比較的多く見られるようです。

塗装の目的のひとつに美観があげられます。見た目のいい環境に身を置くと、生活する上で安らぎが生まれますね。また例えばですが、塗り替えの勧誘に悩まされなくてもよくなるというのも一つあるかも知れません。

かんたんに言うと、光触媒塗料を塗装した場合、紫外線が塗膜表面に付着する汚れ（有機化合物）を分解し、雨が降ることによって汚れを洗い流してくれる塗料です。

太陽光に含まれる赤外線が温度を上げる要因になるため、その赤外線を反射する遮熱顔料が塗料に混ぜてあります。その塗料を屋根などに塗装することによって、表面温度の上昇をおさえます。

下塗りとは、適切な下地処理のあと、下地材と旧の塗膜と上塗り（仕上げ）材との密着を高めたり、上塗り材の吸い込みを防ぐための工程です。シーラーやフィラーなどを使います。また鉄部の下塗りは、サビ止めを目的にしています。

おもに下地材や旧塗膜と上塗り塗料との接着剤の役割と、上塗り塗料の吸い込みを防ぐ役割をします。

シーラーの機能も持ち、下地を調整します。

外壁にヒビ割れがある場合や、既存の外壁とは違った風合い・模様（例：さざなみ調）で仕上げる場合に用いる材料です。